黒を着ない、と言う事を啓蒙し続けるアナ・ウィンター。

黒を着ない、と言う事を啓蒙し続けるアナ・ウィンター。

FASHION'S NIGHT OUTのセレモニーに登場した時も
明るいシルバー・グレーのスーツに肌色の脚と、イエローベージュのパンプス。

首もとのVゾーンには赤い石が連なるネックレス。

うーん、
彼女の髪が明るいブロンドと言う影響もあるだろうが、明るいという迫力?、発光する迫力を感じる。

2008年に撮影された、アナ・ウィンターの仕事場を追ったドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』(The September Issue)を観ていても、彼女が“美しい色”を指向しているのが分かる。

もちろんファッションにおいて黒も美しい色だろうし、究極に強い色なのかも知れないけれど
(と、ここまで書いて自分がファッションや色について語ってるのがおこがましくて可笑しくなって来た…(´`;)ふひゃひゃ。考えるとハズカシイが、、まあ気にしないで続けます〜。)

でも彼女のようなファッション・ピープルの真っ只中のど真ん中!にいる人物にとって、ファッションの意識が高い人が選び勝ちな(選びがちなのかな? そんなイメージあるけれど。)「黒」や「モノトーン」は、まわりに溢れているだけにあまりに見すぎて
「……いい加減、美しい色のついてるものが見たいわ(-_-#)。黒はウンザリ…」と言う感じなのか…。



私がアナウィンターの存在を知ったのはいつだったか。
たまーに見ていた「Vogue」や「ELLE」の、NYコレクション等の取材ページで、コレクションを見に来ているモード誌の編集者のファッション・スナップがよく取り上げられるようになったのは何年前からだっただろうか。

そんなページをパラパラと流し見してるうち、
金髪のおかっぱに黒いサングラスの女性が「そのコレクションに何を着て現れたか!」と、繰り返しどのシーズンも熱く注目を浴びてカメラに収められているのを見た。

もちろんシーズンごと、そしてワンシーズンでもコレクション期間中、日替わりで違う服装でもあったけれど、いつもコンパクトなトップス(カーディガンやジャケット)に可愛らしいスカート(フレアや台形が多いかしら)、肌色の脚にシンプルなパンプス、と言うシルエットのルックは変わらない。
そしてそれらはいつも綺麗な明るい色や可愛らしい柄。

何回も紙面で見ている内に、その人がアメリカン・ヴォーグの編集長、アナ・ウィンター氏であることを知った。
それも泣く子も黙る名物編集長だと知ったのは、後に『プラダを着た悪魔』と言う映画が話題となり、その中に出てくるモード誌の鬼編集長(?)が、アナ・ウィンターをモデルにしているのではないか?と噂されたからだった。

その映画自体は公開当時あまり興味が無く見に行かなかったが(その後TVでも放映されて1度くらいは見たはずだが未だあまり印象に残っていない。)、
さらに何年か後に(上にも書いたが)アナ・ウィンター本人の仕事を追ったドキュメンタリー映画『ファッションが教えてくれる事』が公開され、その時はなぜか「おもしろそう!」と食指が動き劇場に観に行き、やはり興味深い映画で、それからアナ・ウィンターと言う女性が私の中で強く印象に残るようになった。

…と長く書いてしまったが、そんな風に知った彼女、一昨日の土曜日はとうとう来日した彼女を生で見る!というエキサイティングな経験ができた……、素敵!!


そして今回の来日で目の当たりにした彼女や、日本での報道のショットから、
今までメディアの中で見てきたより一層の力を持って「黒ではない“色”の迫力、強さ、その美しさ」を見せられ、身をもって教えられた気がしている。


…と言っても自分の身につけるものは偏向的に黒っぽいものが多い私なのだが(私の場合、単に何かからの逃避?防御?^▽^;)アッハ)…
だからこそ、いま自分がアナから感じている事がとても新鮮に感じられ、好きな黒はこれからも選ぶとして、美しい色、と言うドキドキする喜び(今まで色に対して感じていた事とはまたちょっと違う新鮮な感覚)も新たに頂き、新しいウキウキをほのかに感じる昨日今日なのであります。


着ているものだけで、これだけ人に教えることがあるのは凄いですよね?

着ているもので、言葉なくとも身をもってメッセージを伝える人。

これからもしばらく、彼女は私のファッション・アイコンのひとりでありそうです。
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by voicivoila | 2011-11-08 00:44 | カラダ・ブタイ・デザインログ | Comments(0)
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